「この前、友だちがジェインさんに作品見てもらって感激してました」
たしかにその頃作品を見せにきた人がいます。
(たくさん人が来てるので、特長を具体的に言ってもらわないと、貧弱なお頭(おつむ)では、ぱっと思いだせません。)
「イラストレーション(玄光社)に売り込みに行って、それからバートックに行ったって言ってました」
・・・・・・・・・・・・・
そのときの思い出した会話があるんです。イラストレーションの編集部に行っただけで喜んでいること。
「チョイスにも応募してるんですか?(ジェイン)」
「チョイスってなんですか?」
「イラストレーションの読者が、公募のこと知らないの?」
「みんな出してますよ(ジェイン)」
「本は知ってるけど、ほとんど読みません」
「雑誌も見てないのに、アポイントを取って会ったの?(ジェイン)」
「会ってくれたからです」
「ジェインのところ作品見せにきても、すぐに仕事は出せないのは分かってますよね、電話でも話しましたけど(ジェイン)」
イラストレーションもバートックも、直接何個も仕事を抱えているわけじゃなから、売り込みにいくには不適切じゃないかな〜って、いつも思ってるし言っています。
ただ目的も無しに自分が描いたものを見せたいって人たちも多いけど、それだけのために、相手の貴重な時間を奪うのはどうかなと思いますよ。
「片桐さんはどう思ってるか確認して書いてるわけじゃないけど、きっと自分とこの読者が会いにきてくれたと思ってたんじゃないかな、最初は・・」
鈴木英人さんのアーティスト対談で、イラストレーション編集部に作品持ち込んで、すぐに特集されたり、大きな仕事がバンバン来たって内容があるけど、それは特別な才能の人だけ。
斬新なイラストレーターが現れたら、専門誌だってかっこうのネタです。
記事を書くほうも取り上げてもらうほうも、両者にメリットがあるから、目的ははっきりしています。
「一生懸命描いたって自分の気持ち」だけで、編集長に会いに来られてもきっと困ってるはず。
みんな取り上げてもらおう・仕事のきっかけが欲しいって何度もチョイスに応募してるんですよね。
そんな面倒なことするより、直接編集長の所に行くってのも大胆かな〜なんて?。
「チョイスの入選で知り合って、それから編集部におじゃまする」ってことありますよね。
10回応募して全部ダメで・・、それで相談にっていう動機があっても理解できます。
「でもネ、手っ取りばやいからといって誰もかれも編集部におしかけるようになったら仕事できませんよね」
仕事をしたい人は、引っ込み思案な人より行動的な人がいいわけだけど、相手の状況をあまりにも察知できない人は『仕事のノリ(経験)』が無いように思っちゃうから、安心して仕事出せないと思います。
気配りしすぎる人もアピール度に欠けてしまうけど、あまりに大胆な人たちも素人臭く感じてしまいます。
そのバランスが分かる人が『大人』なんだけど、おとなはつまんないんですよね!。
やんちゃな人は、面白くてかわいいから(笑)。
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