バートックのHPを見てくれている人には『イラストレーターがスターだった時代があった』でおなじみです。
元マガジンハウス取締役編集総局長で、一時期テレビでよく取材されてた有名編集者です。
最近テレビ局から連絡先を教えてくれって問い合わせも何件かあったので、三島由紀夫のことで取材申し込みだったのかもしれません。
多くはネットで検索して連絡がくることが多いので、検索結果の上位にbartokのページがくるからですね?。
新潮社からでた『平凡パンチの三島由紀夫』という本です。椎根さんと三島由紀夫の交流やエピソード。また記事のなかに宇野さんや木滑(マガジンハウス相談役)さんなど知ってる顔ぶれが登場しているし、この本が近い存在に錯覚されます。
ただこの本の原稿などいそがしくなって、バートックの記事を書いてもらえなくなったわけですけれど(笑)。
「買え」って言う前に、一冊送ってくれたっていいじゃないなんて思っちゃうけど、作家にしてみれば、知り合いに一冊でも多く買って読んで欲しいもの。
出す立場になったらわかります(笑)。
東京駅近くの八重洲ブックセンター本店の一階に平積してましたよ。
お付き合いってわけじゃなくて3冊ふんぱつしました。本屋さん、椎根さんの親戚かなんかが買いにきたと思ったたんでしょうね。
親しい人が多い会社なのに、一冊も本をだしていない出版社、それがマガジンハウス。
ちょっぴり寂しいところです。
ターザンなどで何年か連載をもたったり、アンアンやクロワッサンで取材してもらったりしてるんだけど、いまいち遊び仲間かお目付け役のお父さんたちの雰囲気です(笑)。
ジェインが学生の時なんだけど、ポパイの編集部に出入りしてたら、「グラスないか、グラス・・」
仕事中に木滑さん椎根さんなんかが高そうなシャンペンを飲みながら仕事の打ち合わせをしてるんです。
元祖不良おやじたちなんて思っちゃうけど、その派手な仕事のし方に、すごいな〜なんて感じました。
マガジンハウスは人材の宝庫。だから作家が何人も出てるし、ファッションデザイナーやカメラマン・イラストレーターが巣立っています。
忘れてはならないのは、アートディレクターで絵本作家の堀内誠一さん、石川次郎さんや破天荒な編集者ソトコトの小黒編集長など時代を築いてきた人たちですね。
お父さんみたいな椎根さんたちや、ジェインにとっておにいさん的年代の、響ちゃん(都築響一・美術家で写真家)はブルータスにいたし、グーフィちゃん(音楽プロデューサー)がマガジンハウスの仕事を持ってきてくれて、わたしの最初の事務所があった赤坂の事務所に何度かきてくれてました。
やっちゃんこと田中康夫(作家で元知事)さんもマガジンハウスと関係が深く、わたしとも仲好しのひとり。
この本の中に登場する元平凡出版の社員だった有名な音楽評論家今野雄二さんは、ジェインとラジオの仕事がいっしょで、パーティなんかでも気さくに話してくれてた人。若き日の頃、パンチや創刊したてのアンアンの編集部で椎根さんたちと騒いでいたのが、手にとるように分かります。
他にも書き出したらいっぱい出てきます(笑)
いろんな人がいたんだな〜って思い出しました。
【関連する記事】